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2013.02.11

香りに興味はあるが実は鈍感


『あなたに、大切な香りの記憶はありますか?』を読んでみた。「香」に関する八つの物語。意外と面白かったのは熊谷達也さんの『ロックとブルースに還る夜』。コーヒーとタバコとアルコールの入り交じった匂い、が彼の描くところです。私の高校時代にも似たようなお店がありました。東京から数百キロ離れた地方の城下町、「ハンク」というお店。勿論、カントリーやブルーグラスを聞かせるお店なんだけど、そんな匂いだったかな? もうひとつ圧巻だったのは、高樹のぶ子さんの『何も起きなかった』という物語。かいつまんで書くとすっかりネタバレしてしまうくらい短いお話。テーマは違いますが、太宰の『葉桜と魔笛』を想起させました。匂いの当てっこをした高校時代の友人同士の何十年か後のメールのやりとり。嘘を見破りながらもするメールの会話は獣の流す血の匂いがしてきそうです。奇麗な女性は絶対にそんな香りはしないものだと男性は思いますよね。「雪の匂いはカエルの生臭い匂い」だなんて普通、女子校性達が口にする言葉でしょうか? でも、そうゆうことを言ってる早熟な女性の心の中を覗きたいと切に思うのですが、実際はそうゆう匂いをかぐ程の鼻も勇気も持ち合わせていない私です。

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