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2008.01.31

血の味、地の匂い、草いきれ、そして桃源楽という響和国

「ブルースハープ、それは血の味、地の匂い」
「むせかえるような草いきれは僕のものだ」
「宇宙は伸びては縮み、縮んでは伸びる」
「風と水の響和国へ、僕を運んでくれ」
ライナーノーツ(K.Kさんの文章)から
この文書が発展して
「桃源楽旅ノート」という絵本にもなったらしい。
素晴らしい。
★沖縄音楽新譜&オススメ情報★ - ブルースハープで綴る沖縄名曲集。沖縄先行発売!.

K.K様
かなり気に入って、毎日聴いております。
どこにもない新しい音楽ですね。
木琴とハーモニカと沖縄が組み合わさってとても新鮮です。
いつもそうなんだけどジャケットもいい。
イラストや題字のペンタッチのタイトルと黒のアンサンブルが
素敵です。細かく言えばレーベル面の線のイラストもいい。
音だけではなくいつもジャッケも楽しみです。
「むせかえるような草いきれは僕のものだ」
というところは、はっきりいって悔しい。
沖縄の光と影の映像が想像できます。
絵本ができたんですか? うらやましい。
今の時点では「なんた浜」「ふるさとの雨」なんかが好きです。
たぶんこれから聴き込むと「月ぬ美しゃ」「梅の香り」「芭蕉布」などの
現代音楽風の曲が好きになるかもしれません。
こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、
最近、好きになった「Hawaiian Paradise From Seaside Cafe -Ukulele-」
というピータームーンのアルバムなんかを少し思い出しました。

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2008.01.20

歌のポップアート化、高田渡生59誕会vol.2

個性が競い合う楽しい3時間半。水と油、この人とこの人、この音楽とこの音楽とは絶対に合わない、と思えるンだけどそれが同じステージで音や詩やセンスを競ってる。進行役の中川五郎さんも言ってたけど、この「生誕会」は渡のためにやるのではなくて彼の歌を未来へ展開していくためというとおり、渡に会ったことのある人もない人も、彼に影響された人たちが集いそれぞれの解釈やそれぞれの渡との繋がりを表現する場と言える。とにかくこんなたくさんの個性を渡は集めていたのだと、今更ながら驚く限りだ。

今回はじめて見かける人が何人かいた。林亭の大江田信さん。一見サラリーマン風なのだけど、ギターやマンドリン、バンジョーが上手い。それになかなか歌もピュア、地味なんだけど好きだな〜。『接吻』なんかなかなか良かった。そして林ヒロシさん。題名はちょっと忘れてしまったが、汽車がどうのこうのという歌をじっときいてたら涙がでてきた。人に嫌われる気持を歌った歌のようだ。なんか共鳴するものがあるな〜。その林さん、本当は小林政広さん実は映画監督もやっていて、昨年ロカルノ映画祭で「愛の予感」がグランプリを取ったらしい。さすが。それから金子マリさん小室等さん、こむろゆいさんもはじめて。それから楽しみのしていたロケット・マツさんにもはじめて会えた。渡のライブのCDで良く聞く名前、どんな人だろうな? とずっと思ってた。なんか想像してたのと大分違って、ユニークというかエキセントリックというか、あの「たま」や「友部」に近い感じの人だったんだな〜。なるほど。そのひとがバンマスをつとめるパスカルズはユニーク。いっぺんでファンになった。そして彼らをバックに歌う友部正人。これはもうちょっと語るには恐れ入るといった感じだ。むかしというかいまでも「にんじん」を鼻歌まじりで歌ってるけど、あんな調子でもう30年以上も歌を作って歌ってるんだな〜。あの頃よりもずっとソフィスケイトされた感じだけど、いい味出してるな〜。

一流の物、有名な物だけしか興味がない人がいるけど、そんな人に聞かせてあげたかったこのコンサート。そして彼らの歌を聴いてると歌を本当に自分たちの方へ引き寄せたんだという思いが強くする。それがフォークのはじまりだったと思うのだ。ステージの上にあった歌を路上や自分たちが生活する部屋や街や仕事へ。いわば歌のポップアート化とも言える。歴史は有名な物だけで作られるのではない、僕らの日常の夢や生活の言葉や詩の中にこそあるのだということ。そんなことをこれらの名もない歌歌を聴くと思うのだ。そして渡はそんな歌や人や詩や音をつなげて生きてきた。そして逝った。それから残された僕らは渡をどうやって未来へつなげていくのだろう。

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2008.01.19

高田渡生誕会59/18日vol.1

渡がなくなってもうすぐ3年になる。1月1日が誕生日で生きていれば59歳ということで、『高田渡生誕会59』というコンサートに行ってきた。昨日の18日と19日、2日にわたって吉祥寺の武蔵野公会堂で行われた。19日のチケットは残念ながらとれなかったので、仕方なく昨日にした。総勢50人もの音楽家が入れ替わり立ち代わり、6時30分から始まって10時まで休憩なしで延々3時間半のコンサートだ。大きく3つのセクションに分れ、最初はピアノの渡辺勝や渋谷毅が中心。マーガレットズロースが武蔵野マーガレットとWマーガレットで『私は私』を演り、松倉如子、金子マリ、サックスの川下直弘などが次々と加わりあるいは去りという感じ。二つ目のセクションは佐久間順平が中心でバーボン・ストリート・ブルース・バンドという名前で、なんと言うかアーリータイムス・ストリングス・バンド+大庭珍太+annsanがバックを努める。林亭や、小林政広、佐藤GWAN博、小室等、こむろゆい、といった人たちが次々出演。この時点でもう既に9時を過ぎていてマキがはいった。次はロケット・マツが率いるパスカルズ。トイピアノやらピアニカやら奇妙な楽器がたくさん。総勢約13人なのでセッティングにかなり時間がかかる。メンバーには「たま」の知久寿焼や坊主頭の石川浩司などがいて、エキセントリックな音楽をやるバンドだ。2曲演奏して友部正人が登場。パスカルズの大迫力の演奏で3曲歌う。さすがに歌うたたずまいが堂々として、迫力があった。トリにふさわしく盛り上がったところで時間は10時を超してしまい、この日はここでおしまいになった。

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2008.01.10

偶然の一致だろうか

そもそも何故本が無性に読みたくなったのかといえば、ひと月くらい前だったろうか、仕事のことである人に大いになじられたというか批判された。そして2週間もしないうちに、今度は近所の知り合いのおばさんに批判された。たまたまなのだろうか、それとも偶然の一致か、大いに傷つき大いに悩んだ。それで、「批判」というキーワードで検索してみた。そして発見したのが「選択理論」だった。

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2008.01.09

ブックデザイン11・12作目

11作目です。
リンク: Amazon.co.jp: 「自律神経免疫療法」入門—免疫力を高めて病気を治す画期的治療法 すべての治療家と患者のための実践書: 本: 福田 稔.
12作目です。
リンク: Amazon.co.jp: 図解特許用語事典: 本: 溝辺 大介.

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2008.01.08

思考の穴

本を読むことは良いことだ。本を読まないと考えることしない。本を読むといろんな思考の穴に落ちる。それが考えるきっかけになり、そこから日常の問題が浮かび上がってくる。それが前進するエネルギーになるし、毎日がとても充実してくる。

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2008.01.07

「ドルフィンホテル」と「いるかホテル」を行ったり来たり

かなり、大分、と言えるくらい悲しいお話を読みたかった。そしてとっぷりとその悲しみにひたりたかった。それで読んでみたのが石田衣良だった。ところが予想に反して全然悲しくなかった。全く悲しくなかったという訳ではないが、どちらかいえば未来のあるお話で、明るく爽やかでさえあった。それはそれで、思わぬ収穫ではあったのだが、やはり悲しいお話が読みたい。本屋でたまたま、「20年前に生まれた本」という企画の棚があって、そこに真新しい手あかの着かないピカピカのカバーの『ダンス・ダンス・ダンス』が上下そろって飾ってあったのを見た。あっ、これが読みたいと思って、買わないで、近くの図書館にあるのを借りて読んでみた。まだ途中だけど、イキナリもうハルキのセカイにひきずりこまれてしまったのだ。現実の世界と心理的現実の世界というのか、その間を行ったり来たりしながら、ミステリーのように主人公の今ある問題を少しずつ解き明かしていく。暗喩というのだろうか、世界や社会に対する感じ方を、抽象的に暗示しながら、ストーリーとしての面白さを追求しつつそれを文章にしていく。果たしてそんなことが人間に出来るのだろうか? 自分が文章を書くときのことを考えればその素晴らしさが分かる。1988年の1年前には『ノルウェイの森』、その前には『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』が出ている。悲しいということでは『ノルウェイの森』には勝てないけれど、不思議の国のアリスの穴の世界と現実を行ったり来たりという『境の終わり』のあの手法によって、お話はどんどん進んでいく。奥さんに逃げられてしまった主人公は自分の「ある傾向」がそれを招き、周りを不幸にしていると、何となく気付いている。それを探す旅に出ているのだろう。ベースにはそんな悲しみが漂っている。まだ途中だけれど、主人公はまだ覚醒途中であり、その時点での大量生産・大量消費の社会に対する批判、そしてその時代を今行きている自分といったことが、物語の中で会話や暗喩によって、気付くことがある。20年前、それはどんな時代だったのだろう。どんな歌が流行っていたのだろう。僕にとっては、思い出そうとしてもなかなか思い出せない。前の年に出たノルウェイの森』を読んだときは覚えている。あのときは衝撃的だった。しばらくあの悲しみから抜け出せなくなるくらい悲しかったのを覚えている。数年前の自分に重ね合わせて。その後、『ねじ巻き鳥』『カフカ』『世界の終わり』『短編集『アフターダーク』と順不同で読んできて、今『ダンス・ダンス・ダンス』を読んでいる。かなり悲しいといえるのかいえないのかまだ分からなけど、いまは「ドルフィンホテル」と「いるかホテル」を行ったり来たりしている。その後どんな風に展開していくのだろか。

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2008.01.06

『スローグッドバイ』を読んでみた

掲示板に書かれていた『わたしと“ローマの休日”しませんか』というメッセージをきっかけに二人はオンラインの交流を深めていった。主人公は、そうやって約一ヶ月かかってオフラインのデートにこぎつけた。その日まで仕事もキッチリこなし、ヴェスパに乗ってグレゴリーペック風のいでたちでキメて出かけた。ところが銀座三越ライオン前の待ち合わせ場所に来たのは、別人だった。今まで交流してきた人物は72歳のオバアちゃんで、代わりにきたのはその孫の女性。驚いたけれども主人公はその孫娘をヴェスパに乗せ、そのオバアちゃんのいる老人ホームまで会いにいく。誠意をもって会話をして帰ってくる。そしてパソコンにはメールが2通来ていた。1通はオバアちゃんから、そしてもう一通は孫娘から。それには『わたしと“プリティーウーマン”しませんか』とあった。石田衣良の短編集『スローグッドバイ』のなかの『ローマンホリディ』というお話だ。なななか泣かせるではないか。オンラインの会話だけならなんとかできるけど、こんな展開になってここまでは自分にはできないな。きっと代わりにきたその女性にすぐにデートを申し込むかもしれない。というかオフラインでそんなデートなんか申し込む勇気なんか全然ないんだけど。とフィクションだけにちょっと甘口だけど爽やかな読み応えがあった。作者があとがきに書いた通りの読後感を持ったのであった。その10編は、ひとつひとつが違った味を持ったルックチョコレートを神経衰弱風に選んで、味わってるような感じであった。松田幸行正さんの青空に浮かぶ女性の写真を使った装丁が透明感があってかっこいい。下方の空白があるのに写真の上方に持ってきたタイトル案は大いに参考になった。

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2008.01.05

石田衣良の短編

石田衣良の短編集『スローグッドバイ』にいくつか良いお話しがあった。この本全体としては、若い世代の恋愛集といった感じで、セックス抜きには恋愛は考えなれない現代の若者の日常や仕事、出会い等を描いている。かといってセックスが全てではない彼ら。たとえば『真珠のコップ』。渋谷のラブホテルで知り合ったコールガール・リカコと隔週ごとに付き合ううちに主人公のヒロトは本当に好きになっていく。ついに最後の指名をして、普通のデートがしたいと申し込むのだ。その場面はなぜか泣ける。恋愛からセックスという順番が普通ならその反対、セックスから恋愛だってあり得る、面白い。セックスをさらっと書いて嫌みがなくそして軽い。今の若者はこんな風な毎日を送ってるのか。いいな〜。そういう自分は老人なんだろうか?

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2008.01.04

国旗はためく下に


今日は家族でカラオケ。まだまだお正月は続く。乗らないな〜なんて思いながら結局3時間半も歌いまくり、後半は盛り上がった。昔はなかった高田渡の曲がなんと10曲近くあって、全て制覇した。それでカラオケのコツが分かった。最初にノリノリに歌おうと思ってリキミすぎると、その日は最後まで乗れないことがある。なので最初は乗るまで歌い慣れた曲で適当に慣らす。そして乗ってきたら十八番を歌って更に盛り上がる。とどめはその日に歌いたい歌を冒険し熱唱する。それが今日の場合この歌『国旗はためく下に』だ。泉谷しげるの作った歌らしいが、僕の好きなのはイエローバージョン。懐かしいな〜こっちの方もノリノリ。ボーカル、なって言う名前なのか、目が異様でitteru。音楽的にはこっちのバージョンが良いと思う。

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2008.01.03

「ユガテ」へ

年末から暴飲暴食をして、体がなまっているのでいじめたくなって、息子も連れて山へ行ってきた。前にも行ったことのある「ユガテ」へ。民家の軒先がハイキングコースになっている。今日は猟銃を持った親父さんに遭遇した。熊が出没してるからだろうか。よく見ると怖い。
今日はたっぷり汗をかいて、くたくた。早く寝て、明日はまた本を読もう!

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2008.01.02

本が読みたくてしょうがない

昨年暮れ頃から本が読みたくてしょうがない。『永遠の仔』を年末に読んだけどなかなかよかった。今度は石田衣良の『エンジェル』を読んだ。なかなか読み応えがあった。本当は『人間失格』みたいな本がいんだけど、あれぐらいの本にはなかなか巡り会えない。何年か前のお正月も本を読んで過ごしたことがあった。あのときは『冷静と情熱の間』だった。あれもなかなか良かった。あのときの気分が今年もまたやってきて、口をつぐんでたっぷりと心の栄養を補給したいという感じなのだ。

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2008.01.01

輝く街

今日は親戚の家に新年の挨拶に行くために、少し早く起き家を出た。車を手放したので今年は電車で行くことにした。駅まで歩くと街は、普段とは変わって静かでひっそり閑としている。道行く車の騒音もほとんどない。空気は澄んでいて、寒いけれども空が真っ青で輝いている。この季節、太陽の位置が低い所為で午前中はまぶしいほど空気が輝いている。僕はこんな日が好きだ。電車に乗っていると、日差しが暖かく感じられて更に気持いい。こんな静かな輝いてる街に、今僕は生きていると感じた。

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