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2006.04.25

谷川さんの詩を発見

先日、こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』という漫画を読んだ。原爆をテーマにした漫画だ。そしてその後偶然、同じテーマを扱った谷川俊太郎さんの『その日ーAugust 6』という詩を読んだ。最初に、こうのさんの漫画を読んでいなかったら、きっと読み飛ばしていたにちがいないが、おかげでこの詩がスーッと入ってきた。著作権の関係でご紹介できないのだけれど、あ〜同じだ、漫画と詩の違いはあっても言いたいことは同じじゃないかと思った。
谷川さんは名前だけは通っているけど、実はたいしたことないんじゃないかと、すこし馬鹿にしていままで敬遠してきたんだけど、この詩を含め最近の詩集を読んでみると、さすが言葉の魔術師! という感じがした。であるが、ちゃんと読む者に意味をしっかり伝えてる。詩というと、自分のも含めてあまりにもその人の個人的なところへややもするとおちいりそうになって、読む者にとっては意味がいまいちわからないというのが多い。谷川さんの詩はその辺をクリアしてるし、言葉の組み合わせがシュールでありつつリアリティがあって、しかも日常を超えたある種のムードがある。やはりたいしたもんだ。

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2006.04.24

庭の春(命のモーション)

Niwanoharu

花ニラやチューリップや
紫はなんだろう
黄色は?
花と春がわかちあう
雨と風と光の底
春は春を謳歌し
立ちどまらないものの
流れが聞こえてくるみたいだ
あそこからも
ここからも
そして
命のモーションは
いつだって深く大きい

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2006.04.23

思い出の木とこれから伸びる木

Omoidenoki

この木は
あのときの
思い出の木です
昔からそこにあって
あのときも
そして今も
これからも

あの木は
これからどんどん
伸びていく木です

そのふたつを
並べてみました
どちらも
お金にはかえられない
とても
かけがえのないものです


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2006.04.22

片山橋から

024878380000_s片山橋が気になってKAIGANさんの:桜舞う頃の片山橋を調べていたら関連記事があってそちらも見てみた。KAIGANさんの:『桜の国』の舞台を訪れる.がそれだ。それでピンときた。あああの漫画か〜。こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』だ。最近あっちこちのblogでよく紹介されている。それで読んでみる気になった。しかも舞台が偶然にも下の写真の場所だ。一気に読んでしまった。ストーリーは、広島で被爆した一家の歴史を、生活に即して描いている。あとがきに、作者こうのさんは広島出身であるにもかかわらず、「原爆」は「よその家の事情」であった。「原爆と聞けば逃げ回ってばかりだった二年前までのわたしがいちばん知りたかった事を、描こうとしました。自分にとってもそうであった、と気づいてくれるあなたにいつかこの作品が出逢い、櫻のように強く優しく育てられる事を、心から願ってやみません」とあった。今年の櫻の季節はもう過ぎてしまったけれど、ここを通るたびにこのお話を思い出したい。そしてどうやって自分なりの「原爆」を育てられるのか? この橋の周辺の櫻をいつか見てみたい。


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2006.04.21

片山橋からみた夕日はガロの歌

Takadobashi

気になる場所というのがある。なぜこんなところに、道路の上に橋があるのだろう? 村と村を結ぶ橋なのか? 興味をそそられて回り込んでその橋の謎を解いてみたくなった。そしてその橋から夕日をぱちり。哲学堂から中野駅方面の風景だ。昔、ガロの歌で「花が散りはじめて、夕日が萌える頃♪ さよならと涙を流したあの丘♪ というメロディが聞こえて来た。下からみた風景はこちらです。


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2006.04.19

郊外に出かけてみた

Nannohanazenntaiたまには郊外へ出てみようと、でかけてみた。ぼやぼやっと空が少し湿り気を含んだ空模様。暖かい春の風は夏の匂いがした。ちょっと危ない空模様に菜の花がいっぱいにゆれていた。僕はベートーベンになった気分で土手をあっちからこっちへ歩いてみた。心に溜まったつっかえがすっかりとれて気分がいい。のんびりと釣り糸を垂れてる人や、ヒバリや鷺や水鳥が草むらを進むたびにびっくっり驚いて飛び去る。もうすっかり心が透明になって、僕は僕の胸を抱きしめた。

Nanohana
去年もここへ来た。あのときは櫻がまだだった。ことしはもうとっくに過ぎ去っていた。でもこんな一面の菜の花もいい。

Dotedote
空の具合がいい。すっかり晴れ上がった青空も良いけど、こんなぼやぼやとした危なげな空の感じは夏の匂い。毎日、こんな風景の中で暮らせたらいいなあ〜。


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2006.04.18

よるのかぜ

Yorunokaze


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2006.04.17

投げ返された夜の運河を僕は漕いでゆく

Unngaunnga_1


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2006.04.16

僕は僕の中を降りていく

Yaminoasi


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耕さない田んぼ

 皆さんの住んでいらっしゃる、町や村に変わった田んぼはありませんか? 冬には水をはり、田植えの頃には去年の刈り取った根の跡が残っている耕さない固い土に苗を植えている、そんな変わった田んぼを見かけたことはありませんか? 近頃、そんな田んぼに、絶滅が心配されているメダカが帰ってきているらしい。
 名付けて「不耕起栽培」あるいは、「自然耕栽培」というらしい。田んぼを耕さないで、苗が育つのか? ちょっと疑問に思うところだが、ひとつは稲が持ってる本来の生命力を見直す。もうひとつは耕さないことで土の表面に雑草の種が顔を出さず、種ギレをおこし、雑草が生えにくくなるので、肥料や除草剤を使わなくて済む。また、古い切り株はまだ根が生きていて、そのままで、田んぼを耕している、とうような理論らしい。
 春になると、藁が残った状態のまま、田んぼに水を入れると、水中に没した藁は微生物の力で自然分解され、それまで見たことのない「サヤミドロ」という藻が発生する。次に6月頃になると、ミジンコが無数に発生する。こんどはそれを餌に、クモやカエル、タニシ、様々な小動物が住む。「サヤミドロ」が水を浄化しつつ酸素を供給し、プランクトンを生み、小動物を育む。こうやって、田んぼにメダカやトンボ、蛍、ドジョウ、コブナなどが田んぼに帰って来たというのだ。しかも農薬を使わず、普通の稲より丈夫で増収になるという。
 自分が子供の頃、確かに田んぼには、ドジョウやメダカ、トンボや蛍などはたくさんいた。自分もそんな、全国的にも有名な稲作地帯で育った。しかし、物心つく頃にはすでに田んぼには農薬が使われていたし、農業用水路もコンクリートで固められていた。そして気がつくと、田んぼからそんな生き物が姿を消してしまっていた。
 いつごろからそんな風に日本の田園はかわっていったのだろうか? 実は1960年代の中頃から、日本のそれは変わりはじめたらしい。昔は一枚が小さな田んぼだった、1961年に「農業基盤整備事業」というのがはじまり、増収を目指すべく田んぼに機械をいれる、そのためには一枚の田んぼを大きく区画する。さらに化学肥料や農薬が使われ、「合理化」がはかられ、農業用水や排水路も素早く水を入れたり排水できるように、コンクリートで固められていった。それまで、田に水を入れる場合、水の流れは急であっては具合が悪い。だから水路の流れはゆるやかで、浅くて、ゆったりしていた。そんな水路だからこそ、メダカやカエル、ホタルなどが生息できたのである。梅雨時には田と水路は見分けがつかないほど水で満たされ、メダカやドジョウは双方を自由に行き来できた。そんな小動物を目当てに野鳥たちまでくるのであった。ところが、水路がコンクリートに変わってしまうと流れは急になってしまい、小動物たちが卵を産み、隠れ家にもなっていた水草や藻が流されてしまう。かつてそうやって水路の周辺の生態系が崩壊してしまった。
 ところが、最近そんな「不耕起栽培」をしている田んぼにメダカが帰ってきたばかりではなく、冬にその田んぼに水をはっていたらマガンやサギ、白鳥までやってくるという。「冬期湛水水田」と呼ばれているその水田は「不耕起栽培」の手法のひとつらしく、春に雑草が生えにくくするという効果があるらしい。水鳥は残された古株に棲む生物を目当てにやってくるらしい。それが地方の農村のちょっとしたニュースになった。その記事をみていた、かつて雑誌の編集者をしていた人が、新潟のトキ「優優」が2007年に野に放たれるとうことと結びつけて、佐渡にも「不耕起栽培」の田んぼを増やして、「優優」のエサを確保しようと、運動をおこした。そして各方面の人々の心を動かし、ついに農薬の空中散布をしていた佐渡においても試験的に「不耕起栽培」が開始されたらしい。
 稲しか育たない、育てようとしない今の米作りは、やはりおかしいのではないか? 鳥達までたくさんやってくる田んぼで育った米の方が良いような気がするのは自分だけだろうか? しかもトンボや蛍が飛び交う田園風景が戻ってくるというのなら、なおさらこのビオトープをみなおしたい。
 金丸弘美さんが書かれた「メダカが田んぼに帰った日」という本を読んで目からウロコだった。

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2006.04.06

Yoru


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