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2005.02.19

自己愛的な社会

現代社会を一言でいうと「自己愛的な社会」だと精神科医の岡田尊司さんはいう。「人とのつながりとか、社会問題よりも、快不快の問題が優先する。自分がいかに快適に人生を送れるか、どれだけ楽しみを享受できるかに興味がいく。どうしてそういう風になったかというと、かつて普遍的だった価値観が崩壊して、新しい価値観の建て直しができていない。その崩壊の根本が敗戦で、戦後かろうじて残っていた家族と家族主義的な会社であって、最後の価値であるこれらの価値もバブル崩壊とともに崩れだした」と。なるほど。なんていうことしか言えないけど、妙に納得する言葉だった。ドキッ、と自分のことをいわれてるような気がした。「子育てをするにも、本当に子供のことを思っているのではなくて、自分を満足するために子育てをする。そして、そうやって操り人形のように育てられた子供達が「自己愛障害」に陥っている」という。う〜ん、鋭い。それしか言えないけど、たしかにその通りという感じ。そんな風に子供を育てていないか? 胸に手を当てて考えてみると、またドキッ。

今日はちょっと帰りが遅くなったんで、あしたコメントをお返しします。ごめんなさ〜い。

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コメント

そのうち自分のブログで書いてみようと思っていたことなんですが、なんとなくの感触で、いまの人って、子供がかわいいかわいいとあまりに野放図に言いすぎな気がしています。いやいや友達や周りの人につい親ばかノロケをするのは昔からだし、ぜんぜん違和感ないです(ブログで書いてるのも、読者は一種の友達なのだと考えうると思いますし)。そうじゃなくて、もう少し公共的な部分で、「あまりにも節操がない」「強迫観念的にかわいいと言ってる」と感じます。(私は子供がいないんで、けっこう客観的観察でないかと)

投稿: なのか | 2005.02.20 09:59

こんばんは〜、なのかさん。
子供のほめすぎは
自分もあるかもしれません。
自分が一番グサッときたのは
たとえば、子供を自分のアクセサリーのように
扱ってないか? 自分のキャリアーの
一部みたいに思っていないか? 
ということでした。
岡田さんが言うのには
「こうしたほうが生活がラクになるよ」とか
「給料もたくさんもらえるよ」といったレベルのことしか
子供に教えられなくなっていると。
それが教える側の親、つまり僕らの価値観の喪失。
が問題であるといことを言ってるわけです。
そうゆう僕らは、今までは、家族みたいな『会社』
に依存して、安心してたわけですけど。
それがバブル崩壊とともに、最後の価値が崩壊してしまった。
それがそのまま、いろんな今の犯罪の根底にあるということだと
思うんです。つまり、産業革命以来特に、
最近ではITに象徴されるような、便利な世の中
そういう外側の問題もあるかもしれないけど、
自分の中に確固とした価値観を
築かなければいけないということだと思うんですが。
ですから、普段いろんなことに疑問を持ち、
納得いかなければとことんまで考えてみる。
といったなのかさんのスタンスなんか、
すごくいいと思うんです。
既成のイデオロギーではなくて、
ホントに現実に即して考えてみる
ということが今はすごく必要なことだと思うし、
それが現代においてのオリジナリティーだとも思うんです。
なんか訳わかんなくなってきたのでこの辺で。
ビールを飲みながら書いてみました。
な〜んちゃって。

投稿: face(なのかさんへ) | 2005.02.20 18:18

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