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2005.01.23

ばななの『アムリタ』を読んでみた

baikunaiku
主人公の弟が急に力を持つようになった。人の心を読んだり、未来を予言したり。現代人は、さまざまな技術を開発してきたと同時に逆にいろんな能力を失ってきたとも言える。PCを操れるようになったのはいいが、漢字の書き取りや計算能力は退化した。そんな感じで、技術を獲得した代わりに多くの能力を無くしてきた。ばななはこの本で、そのような失われようとしてるコミュニケーションを拡大して見せたのではないかと思った。それを逆に辿ってみれば、人類は言葉を持つ以前はテレパシー的なコミュニケーションをしていたといわれる。そこまで行かなくても、言葉を超えたコミュニケーションやリビドーによって一日一日の生活が積み重なっていく。その積み重ねが緩やかな流れになって、主人公の人生やその周辺を動かしていく。その緩やかな流れが少しづつ合流して大きな大河となるように歴史は作られていく。とばななはそのように世界を見ているのではないか。

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コメント

おはようございます!
この本は読んだことがないのですが、いまさらながらコメントします。
人の心を読んだり未来を予言したりという力は、多かれ少なかれ、いまの私たちもみんな持っているような気がします。
はるか昔はそういう力はもっとあったでしょうね。サバイバルには欠かせないものだから。
言葉がないほうがもっと濃密で誠実な人間関係ができていたのかもしれません。
そして時代は巡り、これからはテレパシー的なコミュニケーションの時代になっていくような予感が私はします。
それをただしく操る心と力が求められそうです。
faceさんの絵や写真や文章にもそういうものを私は感じます。
そういうものはさりげなく見せていくものなのでしょうね。
この写真いいですね。
この人も言葉を超えたコミュニケーションをしているんですね。
ではまた!

投稿: chiiko | 2005.02.02 08:29

こんばんは〜、chiikoさん。
う〜ん。
そうゆう力があると
信じてはいるんですが、
自分がそういう力を持ってるかどうかとなると
全然自信がないんです。
それに、絵とか写真とか文章は
普段、そんなこと全然意識してないんですけどね。
chiikoさんの文章や詩や短歌こそ、
そうゆうものを感じますよ〜。
この自転車野郎ですね。
かっこいいですよ。
そうですね、力を使ってるかもしれません。
だって、すごく上手かったですから。

投稿: face(chiikoさんへ) | 2005.02.02 17:14

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