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2005.01.17

ばななの箇条書

読み始めるとそこそこ気持がよくて、ばななの魔術に引きこまれてしまって、振り返ってみるとすっかりなにもかも忘れてるというようなことが多かったので、あえてそこに竿をさすような感じで箇条書きにして、バナナの感想を書いたらはっきり、くっきりするのかな?

1.読後感は確かになるほどな〜、という感じで、感覚の鋭さ、デリケートさを感じる。

2.男の感受性とは異質なもののような気がする。

3.ストーリーが茶の間で展開する。

4.ストーリーをすぐ忘れてしまう。

5.たとえば、これは『不倫と南米』の場合なんだけど、そのなかの『プラタナス』という短編。「年の離れた夫の姉に、夫の死後に必要最小限の相続しかしない誓約書を書かされたのだけれど、付き合っていくうちにそれが単なるもっとも親しい人がいなくなることへの恐怖であることを理解して、そのことへ気にかける気持が二人の関係に変化をもたらし、主人公の人生にも変化をあたえる」というようなことが、この場合だけはなくて、ほかの作品もそんな感じでストーリーが展開していく。そのへんがばななのテーマなのか?(ちょっとうまく言えない)。

6.なにしろ、ちょっとうまく言えない作家。

いまは引き続き、ばななの『アムリタ』を読んでいる。『上』を読み終えたばかり。明日から『下』。これもストーリーはだらだらと展開するが、話ソノモノは荒唐無稽。弟が予知能力を身につけてしまう。そして彼氏や彼氏の友達、自分までも? この先どう展開するやら。
また気づいた点があったら箇条書きにする予定。

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コメント

吉本ばななですか。
あたしも好きで以前よく読んでました。
『ムーンライトシャドウ』と
『うたかた』が好きです。
文章のひとつひとつは割りと普通なんだけど、
きれいな小説を書くひとだなぁといつも思います。
流れるような感じ。

他にも江國香織や山本文緒なんかも
よく読みあさってましたね。
ていうか、中学生の頃に
江國香織の小説(落下する夕方)に
何かを感じたあたしって…w

今まで恋愛小説ばっかりだったので
色んなジャンルの本を読みたくなって、
最近はミステリーを読んでます。
何かおすすめがあれば教えて下さい☆

投稿: yucako | 2005.01.18 22:30

こんにちは、yucakoさん。
そうそう流れるような感じですよね。
『ムーンライトシャドウ』は読みましたよ。
『うたかた』はまだなんですけど、
『キッチン』と『TUGUMI』は読みました。
山本文緒さんは『恋愛中毒』と『パイナップルの彼方』を読みました。
江國香織さんは『冷静と情熱のあいだ―Rosso』と『あかるい箱』を読みました。
『落下する夕方』ですか、
かっこいいタイトルですね。
お勧めですか? 次はこれを読んでみようかな。
こちらのお勧めですか?
ミステリーはあまり読まないんですけど、
ハードボイルドミステリーというのかな?
スペンサーという私立探偵が出てくる
シリーズがあるんですけど。
ロバート・B. パーカーの『初秋』なんかがお勧めです。まあアウトドアが好きなら尚お勧めです。
それから、昨年読んだ本で、印象に残っている本は、川上弘美さんの『センセイの鞄』。辻邦生さんの『花のレクイエム』といったところでしょうか。これは恋愛モノですけど。実は自分は恋愛モノが好きなのです。あとは辻仁成ですね。それから村上龍の『KYOKO』もお勧め。もしかして、これが一番かな。

投稿: face(yucakoさんへ) | 2005.01.19 12:51

こんばんは。
『不倫と南米』の「プラタナス」、読み直してみました。「それはふだんとは違う食べ物で、お祭りのためにできたおもちゃの食べ物のように思えた」というところにうなづきました。本日、『キッチン』を入手したので、ひきつづき、ばななワールドを楽しめそうです。

あ、私、恋愛モノは苦手ですが、『冷静と情熱のあいだ』は読みましたし、スペンサー・シリーズは大好きです。

投稿: melas | 2005.01.19 19:11

こんばんは〜、melasさん。
ははあ〜ん。
僕はぜんぜんそこは引っかからなかったですよ。
さすが、常に「おもちゃ」が頭に入っていらっしゃる。
どんなふうな新作できるか、楽しみにしてます。
実は自分も「おもちゃ」で一日がかりで
ひとつ出来たんですが、
あまりにばかかばかしいので
捨ててしまいました。
だって、皆さんの拝見すると
コンプレックス。

そういえば、melasさんはミステリーの専門で
いらっしゃいましたね。忘れてました。
ホームズだけではなくて、スペンサーも
読まれるんですね。僕もいくつか、5.6冊ぐらいかな、
読みました。なかでも『初秋』がやはりよかったです。
rossoもよかったんですが、blueのほうが
一枚上かな? なんて極私的見解。
恋愛物苦手なんですかあ〜。

投稿: face(melasさんへ) | 2005.01.19 22:06

落下する夕方、なかなかいいですよ。
喪失感というか、脱力感というか、
雰囲気がとてもいいです。
江國さんの小説は
少しひんやりした感じがするのは
あたしだけでしょうか。
突き放した感じがするとかではなく、
イメージ的には空間に吹く涼しい風。

江國香織を読むなら
古い作品をお薦めします。
個人的には
割りと昔の作品の
「なつのひかり」「こうばしい日々」
がお気に入りで、
最近の作品では
「スイート リトル ライズ」
「ウェハースの椅子」
「ホテルカクタス」あたりが好きです。
faceさんの好みに合うかわかりませんが、
本屋さんに行くときの参考にしてみてください。

投稿: yucako | 2005.01.19 23:00

こんにちは、yucakoさん。
結構本を読むのがお好きなんですね。
特に江國香織さんがお気に入りですか。
江國さんは辻仁成なんかと親しいんですよね。
共著もいくつかあるし。
先ずは『落下する夕方』
から読んでみようかな。

投稿: face(yucakoさんへ) | 2005.01.20 12:39

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