« 倉本聰さんの『優しい時間』を観た | トップページ | 冬のラベンダー »

2005.01.15

そうやって『涙そうそう』は生まれた

今日もまた観る番組が決まっていた。毎日TVばっかり、寒いとこうなる。で、「そして歌は誕生した」。この番組で心に残ってる歌は「神田川」。あの曲の誕生秘話も面白かった。今日は『涙そうそう』。大好きな歌だ。今まだなおヒットしているらしい。トーク番組などで歌の誕生の概略はだいたい知ってはいたのだけれど改めて、歌う夏川りみ、作曲のビギン、作詞の森山良子の素晴らしい出会いがあって生まれた歌なんだということ感じた。最初の出会いはビギンと森山良子のコンサートでの出会いだったらしい。森山は「いか天」を観てビギンに一目置いてたらしい。それでコンサートで共演したことをきっかけに、森山のラジオ番組の何回かの記念としてビギンが曲をつくるという話になったらしい。それで森山の元に「涙そうそう」という仮タイトルがついたテープが送られてきた。そのメロディーとタイトルで亡くなった兄のことがすぐに浮かんだらしい。そして、「なみだそうそう」ではなく「なだそうそう」というんだということ、それが涙がとめどなく流れるという意味であることを、ビギンに電話をして知る。森山は語る。「いつか、亡くなった兄のことを、なんとか形に残したいと思ってた。そしてビギンと出会ったこと、そしてこのテープが送られてきたことは、このためにあったんだと理解した」と。そうやって歌は生まれた。しかし話はそれで終わらない。TVではじめてビギンがその歌を歌った。それを夏川リミが観ていた。彼女は当時売れない演歌歌手であったらしい。そして演歌歌手をやめ独立して名前を夏川リミにして再出発を期していたという。奇しくも彼女の姉とビギンが同級生だったらしい、その縁でビギンの楽屋を訪ねた彼女が「涙そうそう」を歌わせて欲しいと訴えた。それで彼女のために新たにビギンが作った曲と「涙そうそう」がカップリングされて世に出ることになったのだそうだ。夏川のレコーディングの時、ビギンの比嘉栄昇がアドバイスを与えた。森山の歌詞の本当のところを伝えたというのだ。2番の歌詞で、「いつかまた会えると信じて生きていく」という部分。「この歌はただの哀しい歌ではない、残されたものがどういきていくかという希望の歌なんだ」ということを。そうやって名曲にさらに魂が入って、これでもかという感じに仕上がった。なるほど、こうやって歌は出来るんだ。歌だけではなくて、みんなほんの少しの違いにしのぎを削って命を懸ける。番組をみて、そして夏川リミの歌を聞いて涙があふれてとまらなかった。夏川が歌わなかったら、こんなにも誰でも知ってて、誰でも歌えて、誰にでも愛される歌にはならなかっただろう。三人の出会いがあって生まれるべくして生まれた歌。それが『涙そうそう』。

|

« 倉本聰さんの『優しい時間』を観た | トップページ | 冬のラベンダー »

コメント

こんばんは、faceさん。
「涙そうそう」が誕生するまでに、奇跡的な出会いがあったんですね。この曲が大好きですが、そんなエピソードがあっただなんて、知りませんでした。

この1曲を世の中に生み出す為に運命的な糸で繋がっていたのかもしれませんね。
いつまでも歌い続けられる曲に値しますね、この曲は・・・。

投稿: ぽっかぽか | 2005.01.15 21:51

こんばんは、ぽっかぽかさん。
番組でやってたことを
そのまま記事にしただけなんですけど、
泣けました〜。
またいつか再放送やると思うんですけど。
ぽっかぽかさんがおっしゃるとおり
運命的な糸でつながってたような
気がします。
人と人の出会いから
詩や曲や歌や
その他、いろんなものが生まれるなんて
素晴らしいですね。
夏川リミや森山良子や
ビギンの歌ってる顔が
妙に輝いていました。

投稿: face(ぽっかぽかさんへ) | 2005.01.15 22:48

私も大好きです、『涙そうそう』。
父が亡くなったとき、頭の中で流れ続けた曲の1つがコレでした。
歌詞をきちんと把握したことがなかったのですが、亡くなったお兄さんのことを想っていらしたことや、「いつかまた会えると信じて生きていく」という部分が歌詞にあったんだということをfaceさんの記事で知り、「ああ、だから強く惹かれたんだ」とわかりました。
私は特に夏川りみさんが歌う『涙そうそう』が胸にきます。じーんと、じんわりと。

投稿: きむらいあん | 2005.01.16 03:04

faceさん、
私も「涙そうそう」が大好きです。
夏川りみので一世を風靡してるころ、友達が森山良子のもいいよ。っていって、コピーしたものをくれました。
森山良子の歌も素敵です。

それは、こういう話があったからなのですね。

faceさん、なんだか素晴らしいですね。(^^)v

投稿: あんず | 2005.01.16 07:37

また後で書きます。読みました。

投稿: | 2005.01.16 08:08

faceさん、おはようございます!
私も見てました。泣けたんですね。私はじんときました。私はこの曲のできた経緯を全くしらなかったので、引き込まれるように見ました。
森山さんのお兄さんへのまっすぐな気持ちが、人とのつながりを経て、いろいろな方向に広がって、みんなの心に響いているんですね。
やはり人の心はどこかで大きなものにつながっているのでしょうね。
森山さんの語る表情がよかったです。お兄さんと二人の写真も。
この番組はシリーズ化されているんですね。私も「神田川」は見た記憶があります。
喜多條さんと電話していて一瞬に生まれたというようなことだったのかな。
歌はよいですね。faceさんの記事もよいですね。ではまた!

投稿: chiiko | 2005.01.16 09:18

こんばんは〜、いあんさん。
そうか、いあんさんも亡くなられた
お父様のことを重ねていらっしゃるのですね。
それぞれ三者三様で好きなんですけど、
夏川りみさんのは
なんていうか、ほんとうにこの歌を愛してる
というのが感じられて、特に歌ってるときの
顔が素晴らしくて、輝いて見えます。
トーク番組とかで、この歌を
アカペラで所望されると
すぐにこの歌に入っていかれて
それがまたいいんだな〜。
ウチナーグチバージョンもいいですね。

投稿: face(いあん)さんへ | 2005.01.16 17:53

こんばんは〜、あんずさん。
森山良子の歌もいいですよね〜。
昔から森山良子は好きだったんですけど、
この歌は特別にいいですね。
夏川りみさんとはまた違った
優しい透明感のある声がいいですね。
この曲がはやる前は、
ざわわざわあ
さとうきび畑の歌が好きで
延々20分以上うたうバージョンがあったでしょ。
あればっか聞いてたことありました。

投稿: face(あんずさんへ) | 2005.01.16 17:58

こんばんは〜、涼さん。
いつも記事を読んでいただいて
有り難うございます。
番組でやったことをそのまま書いただけなんです。
感想はほんの一行くらいしか書いてないんですけど。
でも泣けました〜。
またきっと再放送やると思います。

投稿: face(涼さんへ) | 2005.01.16 18:01

こんばんは〜、chiikoさん。
ご覧になってましたか。
よかったですね〜。
そうそう「神田川」はそんな感じでした。
作詞の喜多条さんがどこかの喫茶店で
詩をかきおわってなにかちがうな
と思って、なにも怖くなかったけど
一つだけ怖いものがあって
それが君の優しさだった。
というところにしびれました。
そして今回これ。
また泣けるな〜と思いつつ観てたら
やはり泣けました。
はやり森山良子さんの
お兄さんを思う気持ちでしょ。
そして出会いを大切にするスタンス。
頭がさがります。
歌はやはりどんな人にも
平等に語りかけて
特別でない、そこらのなんの変哲もない
庶民の為にあって、庶民の中にあって
庶民とともにある。ということですか〜。
な〜んちゃって。

投稿: face(chiikoさんへ) | 2005.01.16 18:11

faceさん( ゜▽゜)/コンバンハ
私もこの歌、聞くのも歌うのも好きです~
ビギンが歌うバージョン、もいいんですよね~
(⌒∇⌒)

投稿: キャサリン♪ | 2005.01.16 18:24

こんばんは〜、キャサリン♪さん。
ビギンが歌うのもキンキン
してなくていいですよね。
なんていってもこの曲を作ったんですもんね〜
ウチナーグチバージョンもいいし、
その他、イラヨイ月夜浜というのも良いですよ。
カラオケで思いっきり
感情込めて
歌っていらっしゃるんですか〜。
あんまり熱唱しすぎて、
喉を壊さないように!!
な〜んちゃって。

投稿: face(キャサリン♪さんへ) | 2005.01.16 21:04

初めまして♪

お話詳しくまとめてらっしゃいますね。
いい話ですね~。

夏川りみさんのことをブログに書きましたので、このブログをご紹介&トラックバックさせていただきました。

投稿: しゅぺ | 2005.02.14 11:57

はじめまして、しゅぺさん。
トラックバックあんどコメント
どうも有り難うございます。
しゅぺさんのほうこそ良くまとまってますよ〜。

お姉さんのスナックを手伝ってた頃の
お話は「はなまるマーケット」で
やってて聞きました。
番組の途中でいきなり
ナマのアカペラで歌って、
すぐ歌の中に入っていけるのは
すごいなと思いました。
そしてうっとり。
いい話ですよね。
やはり夢はあきらめなければ
叶うということでしょうかね。

投稿: face(しゅぺさんへ) | 2005.02.14 18:30

初めまして。「涙そうそう」で見つけてきました。

森山良子さんのファンなので、あの番組は見ました。
森山良子さんの「ことばは風」というCDの中に
森山良子さんと&夏川りみさんのライブを録音
したスペシャルバージョンがあるのですが、
これがオススメですね。

トラックバック&リンクさせて頂きますので、
宜しくお願いします。

投稿: tamaru | 2005.02.26 21:20

はじめまして〜、tamuraさん。
mac使いのtamuraさんなんですね〜。
自分も十何年もmac使ってます。

「涙そうそう」は良い歌ですね〜。
自分も森山良子のファンです。
「禁じられた恋」のころからの(笑)。
「さとうきび畑」も好きだな〜。
延々と10分ぐらい歌うバージョンが良いですね。
「ことばは風」は最近のアルバムでしょうか?
知りませんでした〜。
図書館とかで探して、あったら聞いてみますね。
リミさんと一緒のだとしたら最近のですよね。
それだったら図書館ではなく
つやたですかね。ぜひ聞いてみたいと思います。
これからもよろしく〜。

投稿: face(tamuraさんへ) | 2005.02.26 21:38

faceさん、こんにちわ!

Windows95がでる前からのMacユーザです。
窓機は一台も持っていませんが、Macなら
こんなに沢山あります。(爆)

いまCDをみてきました。
「ことばは風」は2003年3月のリリースですね。
ちなみに最新のリリースは、田村正和と
黒木瞳主演のテレビドラマ「夫婦」の
主題歌「あなたが好きで」他が
収録されている同名のアルバムです。
このドラマの中で森山良子はスーパの
店員さんの役でゲスト出演していました。

PS
iPod mini気に入っています。(笑)

では、これからもよろしく!

投稿: tamaru | 2005.02.27 11:38

こんばんは〜、tamuraさん。
SE/30とか持っていらっしゃるんですか。
相当なmacファンですね。
自分が最初に買ったのはセントリス610というのでした。
今はg4を使ってます。最近出たmacminiは
安くていいですね。その他、i-podとか最近の
情報になると疎くて良くわかならいのです。
特に音楽関係の機器とか。

森山良子さんのほうも
やはり相当なファンでいらっしゃる
みたいで…。
「ことばは風」をつたやで
見つけてぜひ聞いてみますね〜。

投稿: face(tamuraさんへ) | 2005.02.27 22:17

森山良子さんいいでうよね!
ここで今トップに上がってますよ!
ダウンロードできます!
http://www.ongen.net/

投稿: タルトコ | 2005.04.19 09:08

こんばんは〜、はじめまして。
タルコトさんて
もしかして民主党のタルトコシンジさんですか〜。
最近有名な人が訪れるようになって、
もしかしてそうなのかな、なんて思ってます。
森山良子さん、今そんなにブレイクしてるんですか?
たくさんの曲ありますもんね。
特に声が素晴らしいです。
そしてあの歌い方も好きです。

投稿: face(タルトコさんへ) | 2005.04.19 21:33

「涙そうそう」ホントいい曲ですね。
泣いちゃいます。

この曲が出来たいきさつをこちらでも投稿したので、
よかったらお越しください。
コメントなんぞいただけると倍うれしいです(*^。^*)

投稿: ぱんだ | 2005.06.15 16:14

はじめまして、ぱんださん。
コメントあんどトラックバックどうも有り難うございました。
今。話題のパンダさんですか? それとも
前々から人気のぱんださんですか。
いずれにしても音楽が大好きなんですね。
自分も演歌とクラシック以外なら
大体なんでも聞きますが、
青春時代がフォークソングが流行ってまして、
それでそちら方面の音楽を多く聞きます。
森山良子さんも和製ジョーンバエズなんて
言われてたんでしたっけ。
「さとうきびばたけ」なんて大好きなんです。
あの延々と唄うバージョンが特にいいですね。

投稿: face(ぱんださんへ) | 2005.06.15 22:38

》2番の歌詞で、「いつかまた会えると信じて生きていく」という部分。
》「この歌はただの哀しい歌ではない、残されたものがどういきていくかという希望の歌なんだ」ということを。

 森山良子さんがかつて讃美歌のアルバムを出しておられたのをご存じでしょうか。彼女の宗教的背景はよく存じませんが、少なくとも聖書信仰に立っておられるのをうかがい知れます。

 教会で行われるお葬式でよく歌われる歌に、次のようなものがあります。この歌詞内容からも、「いつかまた会える」ということがわかります。

讃美歌489番
1)
きよき岸べに やがて着きて、
天つみくにに ついに昇らん、
その日数えて 玉のみかどに、
友もうからも 我を待つらん、

(おりかえし)
やがて会いなん、
愛でにしものと
やがてあいなん。

2)
愛のひかりの 消えぬさとに
たえし縁を またも繋がん
消えし星かげ ここに輝き、
失せし望みは ここに得られん

3)
親はわが子に、友は友に、
妹背あい会う 父のみもと、
雲はあとなく 霧は消えはて、
同じみすがた ともに写さん、

メロディをお聞きになりたい方は:
http://www.est.hi-ho.ne.jp/wakky1205/sambika/sambika1/1-489.mid

投稿: 白胡椒 | 2005.08.01 14:39

こんにちは、はじめまして白胡椒さん。
白胡椒さんもやはりこの歌が
大分お好きなようですね。

御指摘の部分、
賛美歌と云うのは普段自分知らない
世界なんですが、
天国できっとあえるという意味なんでしょうか。
森山良子さんのこの歌に対する思いが
なおさら深く感じられるコメントでした。
どうもありがとうございます。

投稿: face(白胡椒さんへ) | 2005.08.02 12:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11585/2584122

この記事へのトラックバック一覧です: そうやって『涙そうそう』は生まれた:

» あきらめなければ夢はきっと叶う [幸せなコガネ虫〜豊かな成功への道〜]
昨日、実家から名古屋に帰ってきました。三連休の最終日ということもあり、名古屋に近づくにつれ車の量は増え、途中ちょこっとだけ事故渋滞はあったものの、スムーズに帰っ... [続きを読む]

受信: 2005.02.14 11:51

» iPod mini [tamaruの禁煙日記]
iPod miniが届いた。と言っても新型ではない。水曜日に即決で落札したもの [続きを読む]

受信: 2005.02.26 21:22

» 「涙そうそう」森山良子さんが急死した実の兄を想って書きあげた詞 [グーグーパンダの語る人生]
Beginの名曲「涙そうそう」 夏川りみさんが歌って大ヒットしましたね。 紅白にもでました。 作詞は、森山良子さん。 森山良子さんが急死した実の兄を想って書きあげた詞だそうです。 天才、天才ともてはやされていた森山良子さんは子供の頃から 孤独を感じていました。 その森山良子さんをマネージャーとして陰で支え続けたのがお兄さんでした。 ところがそのお兄さんは、不整脈で突然、�... [続きを読む]

受信: 2005.06.15 16:15

« 倉本聰さんの『優しい時間』を観た | トップページ | 冬のラベンダー »