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2004.12.18

するって〜となにかい愛の歌も歌えないってことなのかい?

tinnta

日の歌はちょっとコメントしづらい。
大庭珍太さんが歌う『ヘイ・ヘイ・ブルース』。
詩については以前紹介した。
ヘイ・ヘイ・ブルース
その他『おなじみの短い手紙』『失業手当』など、
渡はラングストンヒューズを取り上げいくつか歌にしている。
僕がよく聞いたのは『失業手当』。
たんなる恋愛詩? と思って、その良さがあまり解らなかった。
しかしよく考えてみたまえ。
君がラングストン・ヒューズの時代のアメリカに生きていて
しかも君が黒人だったとしたら。
君もきっと思うに違いない。
いや、きっと似たようなことを君だって体験しているに違いない。
「僕は黒人だが、するって〜となにかい。
黒人だから人並みに愛の歌も歌えないってことなのかい?」
こんな風な感じでラングストン・ヒューズを読み直してみると、
また全然違った、味が出てくるのだ。
彼もまたアメリカを歌った。
暗い部分のアメリカを。
でもその魂はそれを乗り越えて
明るい。
アメリカというと僕にとってはラングストンヒューズ。

ぼくもまた、
アメリカをうたう。
ぼくは色のくろい兄弟だ。
お客がくると、
台所で食事をしろと
かれらはぼくを追いやるが、
ぼくは笑い、
よく飯をくい、
強くなるんだ。
明日は
お客がきても、ぼくはテーブルにすわるんだ。
きっとだれも、
「おまえ台所で食事をしろ」と
そのときあえて言ったりはしないだろう。
そのうえ、
かれらはどんなにぼくが立派かわかり、
恥ずかしくさえおもうだろう、
ぼくもまた、
アメリカなのだ。

そんなこんなで、
このブルースを聞いてほしい。
大庭珍太48歳。
彼もまた、渡の崇拝者であるに違いない。
ご機嫌のこのブルーズを今夜は君に捧げたい。

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コメント

まだ詳しくは読ませていただいていないのですが,「山里のママン」さんのブログから流れてきました。小生,名古屋人ですが今は栃木県県北におります,自称「70年代初頭の日本のフォークファン」です。

トラックバックってまだよく分からないのですが,差し支えなければさせてください。

投稿: なもさん | 2004.12.19 07:32

なもさんかあるいはなもさんさんこんばんは〜。
はじめまして。どうもです。
最近、ずっとタカダワタルネタでいってますが。
どうでもいいこととか、いろんなこと書いてます。
フォークファンですか? ということは
同世代でしょうか。
どんどんじゃんじゃんトラックバックしてください。こちらも早速、リンクさせていただきました。
フォークは自分よりも幻泉館のご主人さんの方が全然お詳しいですよ〜。よろしければ、右のサイドバーより訪問してください。

投稿: face(なもさんさんへ) | 2004.12.19 21:06

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