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2004.11.21

夕暮れ

yuugorenokouenn.jpg

黒田三郎さんの『夕暮れ』という詩を紹介します。
高田渡という人がこの詩に曲をつけて歌ってます。
最近では『トリビュート』というなかで
大塚まさじさんもカバーしてます。

akinoyuugure.jpg

夕暮れの町で
ボクは見る
自分の場所から はみだしてしまった
多くのひとびとを

夕暮れのビヤホールで
ひとり 一杯の
ジョッキーを まえに
斜めに 座る

その目が この世の誰とも
交わらない ところを
えらぶ そうやって たかだか
三十分か一時間

雪の降りしきる夕暮れ
ひとり パチンコ屋で
流行歌の中で
遠い昔の中と

その目は厚板ガラスの向こうの
銀の月を追いかける
そうやって たかだか
三十分か一時間

たそがれが その日の夕暮れと
折り重なるほんのひととき
そうやって たかだか
三十分か一時間

夕暮れの町で
ボクは見る
自分の場所から はみだしてしまった
多くのひとびとを

hikari.jpg

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コメント

こんにちは!
光と影と空がだんだんと移り変わっていく様子が映し出されていて、切ないような、でも懐かしい感じもしますね。私が夕暮れ時が苦手な理由が、この写真と詩を読んで、またわかった気がします。はみだしてしまった感じを鏡のように見てしまうからかもしれません。この曲は聴いたことがないのですが、悲しく切ない感じなのですか。今度聴いてみようと思います。

私は詩人では黒田三郎さんが一番好きです。
言葉の使い方が偉そうでなく気障でなく、とても率直な感じがするからです。ある時期とても深く繰り返し読みました。
この10年ぐらい読んでいなかったのですが、今、久しぶりに詩集を読んでみました。
「ある日ある時」「紙風船」が好きになった最初のきっかけでした。
「夕焼け」とかもありました。
今、気づいたのですが、石神井通信とかボート池とかあります。時を経て読むとまた違った発見とか感慨があります。
詩というのはやっぱりすばらしいですね。
また読んでみようと思います。では、また!


投稿: chiiko | 2004.11.22 16:55

こんばんは〜、chiikoさん。
夕暮れ時が苦手なんですか〜。
そうですね、無性にどうしようもなく寂しい時もあるし
反対に今日はよく頑張ったなと自分を慰めてやるような感じで
夕焼けを見るときもあるし、さまざまです。
でも日曜日の夕方がいちばん苦手かな。

黒田三郎さんが一番お好きなんですね。
『紙風船』とかも歌になってますよね。
でも『石神井通信』とか『ボート池』とか
『ある日ある時』とか機会があったら
是非読んでみたいと思います。

投稿: face(chiikoさんへ) | 2004.11.22 19:51

ここの写真、全部好きです。
なんだか心の中の切ない部分を刺激されます。
特にふたつ目の写真は、身体ごとぐわっとわしづかみにされたような感じさえします。
いや、包み込まれたような感じかな。
とにかく、この写真、愛してます(笑)。

投稿: きむらいあん | 2004.11.27 00:29

こんばんは、いあんさん。
秋も大分深まりましたね。
心の中の切ない部分って
どんな部分ですか〜。
郷愁とかそんなことですか〜。
それとも全然ちがうこと?
でも、やはり夕焼け見ると
切なくなることが多いですよね。
どうもありがとう。
いあんさんの写真も最近
乗ってますよ。
海岸のも素敵だったな。

投稿: face(いあんさんへ) | 2004.11.27 19:00

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11/12に投稿した「黒田三郎×フォーク」にfaceさんからこんなコメントを頂い [続きを読む]

受信: 2004.11.23 08:06

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