夕暮れ

黒田三郎さんの『夕暮れ』という詩を紹介します。
高田渡という人がこの詩に曲をつけて歌ってます。
最近では『トリビュート』というなかで
大塚まさじさんもカバーしてます。

夕暮れの町で
ボクは見る
自分の場所から はみだしてしまった
多くのひとびとを
夕暮れのビヤホールで
ひとり 一杯の
ジョッキーを まえに
斜めに 座る
その目が この世の誰とも
交わらない ところを
えらぶ そうやって たかだか
三十分か一時間
雪の降りしきる夕暮れ
ひとり パチンコ屋で
流行歌の中で
遠い昔の中と
その目は厚板ガラスの向こうの
銀の月を追いかける
そうやって たかだか
三十分か一時間
たそがれが その日の夕暮れと
折り重なるほんのひととき
そうやって たかだか
三十分か一時間
夕暮れの町で
ボクは見る
自分の場所から はみだしてしまった
多くのひとびとを

| 固定リンク








コメント
こんにちは!
光と影と空がだんだんと移り変わっていく様子が映し出されていて、切ないような、でも懐かしい感じもしますね。私が夕暮れ時が苦手な理由が、この写真と詩を読んで、またわかった気がします。はみだしてしまった感じを鏡のように見てしまうからかもしれません。この曲は聴いたことがないのですが、悲しく切ない感じなのですか。今度聴いてみようと思います。
私は詩人では黒田三郎さんが一番好きです。
言葉の使い方が偉そうでなく気障でなく、とても率直な感じがするからです。ある時期とても深く繰り返し読みました。
この10年ぐらい読んでいなかったのですが、今、久しぶりに詩集を読んでみました。
「ある日ある時」「紙風船」が好きになった最初のきっかけでした。
「夕焼け」とかもありました。
今、気づいたのですが、石神井通信とかボート池とかあります。時を経て読むとまた違った発見とか感慨があります。
詩というのはやっぱりすばらしいですね。
また読んでみようと思います。では、また!
投稿: chiiko | 2004.11.22 16:55
こんばんは〜、chiikoさん。
夕暮れ時が苦手なんですか〜。
そうですね、無性にどうしようもなく寂しい時もあるし
反対に今日はよく頑張ったなと自分を慰めてやるような感じで
夕焼けを見るときもあるし、さまざまです。
でも日曜日の夕方がいちばん苦手かな。
黒田三郎さんが一番お好きなんですね。
『紙風船』とかも歌になってますよね。
でも『石神井通信』とか『ボート池』とか
『ある日ある時』とか機会があったら
是非読んでみたいと思います。
投稿: face(chiikoさんへ) | 2004.11.22 19:51
ここの写真、全部好きです。
なんだか心の中の切ない部分を刺激されます。
特にふたつ目の写真は、身体ごとぐわっとわしづかみにされたような感じさえします。
いや、包み込まれたような感じかな。
とにかく、この写真、愛してます(笑)。
投稿: きむらいあん | 2004.11.27 00:29
こんばんは、いあんさん。
秋も大分深まりましたね。
心の中の切ない部分って
どんな部分ですか〜。
郷愁とかそんなことですか〜。
それとも全然ちがうこと?
でも、やはり夕焼け見ると
切なくなることが多いですよね。
どうもありがとう。
いあんさんの写真も最近
乗ってますよ。
海岸のも素敵だったな。
投稿: face(いあんさんへ) | 2004.11.27 19:00