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2004.11.25

海から山へ

若い頃はどちらかというと海が好きだった。誰もいない海を見に行ったり、岬めぐりのまねごとをした。だんだん年をとるに連れて、興味は山へ移ってきた。沢野ひとしの『やまの劇場』を読んだ。最近は、山関係の本にひかれる、『風雪のビバーク』とかの名作を読んでみたり、生と死を分ける判断について考えさせられたり。ただ単に低山を歩く楽しみに浸ったり、高山植物の名前を覚えたり。いつかあの山へ登ってみたいとか考えるようになった。ちょうど1年くらい前、奥武蔵の山をひとりで登った。ガスコンロでラーメンを作って食べて見たかったのだ。

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2004.11.24

1973年のピンボール

 1973はピンボールに狂った。その年は本来なら、希望してる高校にストレートに入る予定だった。がしかしすべった。田舎では、いい私立がないので、たいていは予備校に行くことになる。学校では点数の取り方を徹底的に、機械的に覚えた。休み時間、数人の仲間と五円玉を出し合って、人差し指や親指ではじいて机の上から落とすゲームをした。それがその日の昼食代のたしになったこともあった。あるいは帰りの汽車を待つ間、デパートの遊技フロアーに置いてあった数台のピンボールにそれをつぎ込んだ。一回50円だが、上手くやると点数次第では何回か出来る。あるいは、全然上手くなくてもバックナンバーが点数の最後の一桁と合致するともう一回できる。なんといっても醍醐味はティルトといって、機械がとまる寸前の微妙な揺らしにある。そしてキメはゴルフやボウリングといっしょで、ボディアクション。ピンボールをあなどってはいけない。あのブルックシールズが『ピンボールの青春』という映画に出ていた。かっこよかった〜。その当時の映画だったか、その後の映画だったかは忘れた。
 そしてそんな仲間にCSN&Yなんかを教えてもらったり、「アメリカヤ」というジーンズショップによく通って、かっこつけてた。フォークコンサートに夢中になったり、拓郎の『ともだち』というLP1枚でいろんな人とLP交換をした。そうやっていろんな曲を覚えた。勉強もしたが遊びもしたし、いろんなものに憧れ、中学時代の坊主刈りの反動で、超ロングへアーになった。かくれてタバコを吸ったり酒を飲んだり、ギーターを鳴らして叫んだり、今思うといい時代だった。そうそう『ガロ』なんかも良く読んだ。阿部慎一の『美代子阿佐ヶ谷気分』とか鈴木翁二、つげ義春、林静一、上村一夫などが好きだった。

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2004.11.23

親ばかばか

この間は息子の授業参観日。今日は空手の昇級試験。みっちりつきあってしまった。

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『世界にひとつの花』というお題だったらしい。中央が作品『怪獣花ゴン』というタイトル。

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参観した授業は算数。あくびばっかりで、ぜんぜんいいところを見せてくれない。なのでおやじもあきて校庭の写真をぱちり

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そして、今日は空手。ダンスみたいな空手だった。はたしてうかったのだろうか? 本人はそれよりかねてからの約束のチャオチャオ餃子がおめあてだったらしい。

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2004.11.22

いつもと反対の方向へ歩いてみた

最近、白鷺も飛んでくる川の散歩コースをいつもと反対の方向へ歩いてみた。そして脇道へ入ると興味あるものが現れた。

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たくさんの草やはっぱや花で覆われてる家を発見。よっぽど花や緑が好きなんだな〜

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2004.11.21

夕暮れ

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黒田三郎さんの『夕暮れ』という詩を紹介します。
高田渡という人がこの詩に曲をつけて歌ってます。
最近では『トリビュート』というなかで
大塚まさじさんもカバーしてます。

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夕暮れの町で
ボクは見る
自分の場所から はみだしてしまった
多くのひとびとを

夕暮れのビヤホールで
ひとり 一杯の
ジョッキーを まえに
斜めに 座る

その目が この世の誰とも
交わらない ところを
えらぶ そうやって たかだか
三十分か一時間

雪の降りしきる夕暮れ
ひとり パチンコ屋で
流行歌の中で
遠い昔の中と

その目は厚板ガラスの向こうの
銀の月を追いかける
そうやって たかだか
三十分か一時間

たそがれが その日の夕暮れと
折り重なるほんのひととき
そうやって たかだか
三十分か一時間

夕暮れの町で
ボクは見る
自分の場所から はみだしてしまった
多くのひとびとを

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2004.11.20

好きなかほり

ファームランドという会社さんが『ミルクジャム フレーバーコーヒー』というのを出している。名前からするとジャムが入ってるコーヒーなの? それってどんなコーヒーなの? って感じで飲んでみた。美味い。美味いだけではない。かほりが半端でなくいいかほり。ジャムが入ってるという意味ではなく、生クリーム入りのコーヒーという意味らしい。最近のヒット。思い切り宣伝している。我が家はcoop東京の宅配で購入した。最近はリストにないので注文できない。商品はこちら:: 横浜マダムのひとりごとさん| 20041013 ::がこちらの商品を紹介している。
その他、子供の頃から好きだった匂いは、床屋さんの匂い。というかベビーパウダーの匂い。これを嗅ぐと優しい気持ちになれる。それから、稲藁を焼く匂い、これは郷愁。バニラエッセンスの匂いは○○の匂い。山田詠美も好きらしい。カレーライスの匂い。これはただ単純にお腹がすいてくる。散歩するときの、沈丁花や金木犀の匂いも好きだ。海辺の匂い。これは非日常の匂い。お茶を煎る匂いにも癒される。反対に最近嫌いな匂いはマルカメムシの匂い。

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2004.11.19

パリの窓を見つけた

detour-路地裏ぐるぐる写真旅さんここに窓を見つけた。これはパリの裏窓。窓にはひかれるものがある。外から見るとき、カーテンで閉じられ、シルエットが見える窓ほど想像力をたくましくさせるものはない。変な意味ではなく神秘な感じやロマンチックな憧れをかき立てる大事な道具だ。また内側から見るとき、たとえばこれも素晴らしい。その時その時の風景を切り取って額縁に思いを描いてくれる。眠られぬ夜、ふと見上げた窓から差し込む静かな月の光にうっとりしたり、窓はいろんなものを感じさせてくれる。顔のような窓。出窓。フランス窓。こころの窓。いろんな窓がある。社会の窓なんてのも…。皆さんはどんな窓をご存じですか、よかったら教えてください。

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2004.11.18

風邪

風邪は良くひく。だいたい一番最初に息子が熱をだす。そうすると自分もその一週間後とか熱が出るのだ。そういうのが年に5・6回はある。今日は朝起きたらめちゃめちゃ喉が痛い。それから、寒気がする。であるが仕事にはいく。今日は打ち合わせが午前と午後で2箇所。つらかった。今日はクスリをのんで早く寝ることにする。

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2004.11.17

春はあけぼの

吉田拓郎の昔の歌に「明るい朝の光より夕焼け雲の色が好き」というのがあった。話は全く変わるが、清少納言という人は季節のうつり変わりの素晴らしさに惹かれた人らしい。「春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる」という『枕草子』。春の風景のなかで人を引きつけるものはたくさんあるが、そのなかで彼女は夜明けの山際の空の微妙な色や雲に心をひかれたのであった。「一見自分の好き嫌いで『をかし』『わろし』と書いているが、それは価値評価ではなく、喜びがどんなものに最も強烈に感じられるか、の告白とみられべきだろう」とあった。彼女は知性の人であるよりは、感性の人であったらしい。吉田拓郎の歌にもそれは感じられる。虚栄心も野心も競争心もなく、ただ季節の移り変わりを贈り物として受け取る。そんな風に感じ取れる人は素晴らしい。そんな風に季節を感じることで無感動な惰性的な生活から救われ、日常の外に出ることができる。

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2004.11.16

電車でボー

自転車通勤から電車通勤に変わって約1カ月半。おそらく一番に混雑してる時間帯だと思う。しかも、最も混雑すると言われてる池袋、新宿間も通る。朝起きてボーっとして、ご飯を食べボーっと電車に乗る。本は今まで二冊読んだ。今読んでる本が面白くないので、最近はただボーっとしてる。何も考えてるわけではないが、ある雰囲気にひたってボーっとしてる。ボーっとしたくて、ただ見てる風でもなく電車の外を眺めている。最近それが快感になっている。ただただ時間はボーっと過ぎていく、人混みの波に流されながら。

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2004.11.15

windows

最近。仕事でwindowsを使っている。バイオのノート。osはxp。はじめてまだ1カ月ちょっと。macで出来ることが、windowsだとわからない。あれやこれやであっというまに、半日たってしまう。ファイルを圧縮したり解凍したり。それを添付して送付したり。それがうまくできない。ん〜、もういやんなっちゃう〜。ストレスたまりまくり。でもよく考えれば、マスターすれば両刀使い。そんな風に考えて気長にやろう。マニュアルをみながら。みんにきいてもみんなもよくわかんないんだよな〜。あ〜。

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2004.11.14

ラ・グリマ(涙)

思いを
言葉に
出したいけど

言葉にだせないので

思いが
言葉で
届かないので

思いを伝えたいのに
隠すために

たくさんの
思いが洪水のように
詰まってる

本当は
君と共有したいのに

それは
綺麗に洗い流してくれる

だからたっぷりと
泣くがいい
魂が洪水のように
きっと届くさ

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2004.11.13

『80デイズ』を観てみた

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としまえんに「ユナイテッド・シネマ」ができたというので、『80デイズ』を観に行ってきた。カミさんと坊やが観たいというので仕方なく付いていったのだが、予想に反して面白かった。理屈抜きに楽しめる。ストーリーは世界を80日間で回ってこれるかどうかを賭ける。冒険もの。主演はジャッキーチェンだが脇役に徹してる。そして一組のカップルが主演というのだろうか? 様々な困難を乗り越えるうちに友情が恋に。まあ語ってしまえば単純だが、そこがいい。発明博士のキャラクターが最後は泣かせる。すがすがしいラブストーリーとも言える。この映画が初めてという女優さんの笑顔と明るい性格が素敵。シュワちゃんもゲスト出演してる。あとは皆さんもよかったら観てね。オフィシャルはこちら、80デイズ オフィシャルサイト : HERALD ONLINE。それから字幕が出てくるときの音楽。デズニーで有名な『小さな世界』。ダンスミュージック風にアレンジして歌っている。英語の歌が妙にかっこよく聞こえたのは自分だけか? 誰が歌っているんだろう。

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2004.11.08

『イラヨイ月夜浜』が頭の中を流れている

きのうから『イラヨイ月夜浜』が頭の中を流れている。頭の中だけではなく、鼻歌を歌っている。がしかし歌詞を全部マスターしてない。がいい曲だ。ゆったりとして、心がおおらかになる。ビギンはいい曲を作ってくれた。そしてオルケスタボレの大島保克さんも。この曲は多くの人に歌われている。夏川りみ、加藤登紀子、杉山清貴も歌っている。みんなそれぞれ個性的ないい歌だ。はやく歌詞を全部マスターして、僕の鼻歌ベストテンに加えたい。

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2004.11.07

『いちご』を読んでみた

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新宮晋さんは彫刻家。自然エネルギーで動く彫刻を作っている国際的に知られてる人。皆さんもどこかで出会っているかもしれない。そんな彼が初めて手掛けた絵本が『いちご』だ。さすが彫刻家。デッサンはお手のものだが、構成が素晴らしい。たとえばたくさんの星を見ていちごは生まれる。それは真っ白ないちごのつぶのはじまりで、真っ白な画面に緑の線だけで表現される。そしていちごが夕焼けを見たシーン。それは真っ赤なただの印刷の金赤、そしてそれが赤いいちごに生まれ変わる瞬間。そのデッサンがアップされ、断面が現れる。黄色のつぶつぶが核にまで及んでいるなんて誰が見ているだろうか? たった一つ粒のいちごが一つの惑星になる。たったひとつぶのいちごに宇宙は詰まっている。そしてそれは宇宙ソノモノ。バイリンガルでレイアウトされたその画面は、いちごの中に宇宙を感じた彫刻家の感性ソノモノ。

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2004.11.01

向日葵と秋

夏のあいだ
太陽を慕って
必死に咲いていた
向日葵は
深く頭を垂れて
死んでいった
そんなにとには
おかまいなく
秋は通り過ぎていく
振り返らず
もう帰ってはこない
夏をおいかけていったのか
僕にはわからない
また模様のように
やってはこない

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