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2004.10.07

辻仁成の『愛という名の報復』というのを読んでみた

mokka.jpg 仁成の『目下の恋人』とい短編集のなかに、『愛という名の報復』とういうのがあった。ある作家が二十年も愛人を囲っていたのだが、奥さんにばれて離婚する事になった。とここまではよくある話。何も知らなかった奥さんはその作家との美しい思い出を見ていくことだけを決意し、それが愛の報復になるというのだ。そしてそれから10年。作家は奥さんの大事さをしみじみと感じ作風も他者のための創作をやめた。そんなとき「許してあげるわ」と奥さんが戻ってくる。  ————長い10年だったけれど、希望はまだ捨てずにとっておいた。それがこのカウチであり、それが彼女が座るべき場所、いるべき場所、である。その一席だけあれば、十分だった。あなたが座れるスペースさえあれば、世界はまた元に戻ることが出来る…………  それが、世界貿易センターの例の事件からはじまった一連の背景のもとに書かれている。これが辻仁成の彼なりの答えなんだなと僕は読んだ。  ほかにも『目下の恋人』には「一瞬が永遠になるものが恋、永遠が一瞬になるものが愛」というようなことが書かれていた。「愛や恋のことを語らせたら彼の右に出る者はいない」といったら言い過ぎだろうか。

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コメント

faceさん、こんにちは。
すごい偶然! 私も辻仁成の作品を読んだばかりなんです。
私が読んだのは『サヨナライツカ』。
これもとってもよかった!
特に、文庫版のあとがきがぐぐっときました。
いずれ私のココログでも紹介しようと思っています。

たしかに彼に恋愛を語らせたら、右に出るものはいないかも。
『目下の恋人』ぜひ手に入れたいと思います。

投稿: きむらいあん | 2004.10.08 11:04

こんばんは、faceさん。

「目下の恋人」・・・どこかで聞いたことなるなぁ~って考えていました。
そう!図書館のビデオコーナーで見たんです。井川遥さん主演。ふむふむ・・・・借りてみよう!と思ったのですが今回は断念したんです。辻さんの小説だったのですね。
借りてみたいリストこの「目下の恋人」忘れないようにメモしておきます!

投稿: ぽっかぽか | 2004.10.08 19:04

こんばんは、いあんさん。
大きな台風やって来ますね。
気を付けてください。

いあんさんの記事をみて自分も
偶然だなと思ってました。
これを読んだら次は
『サヨナライツカ』
を読もうと思ってました。
どんな感じかな?
楽しみ。
明日は大きな台風が来るというけど、
おそらく午前中に図書館へ行くと思います。
この本を借りに、それと予約してたのが
連絡あったので…。
読んで感激したら、
感想書くかもしれません。
じゃ。

投稿: face(いあんさんへ) | 2004.10.08 21:07

こんばんは、ぽっかぽかさん。
大きな台風やって来ますね。
気を付けてください。

ドラマになってたんですね〜。
知りませんでした。
それでちょっと調べてみました。
あんまり詳しく言うとネタバレになってしまうので、
ほんの少し。
ドラマのストーリー読んでたらちょっと違うな〜。
という感じで、おそらく『優しい目尻』と『目下の恋人』の二つの物語を足したのかな〜。いずれにしてもこのテイストはぽっかぽかさんにはぴったりかもしれません。なぜならテーマが『一瞬が永遠になるものが恋、永遠が一瞬になるものが愛』だからです。もし読まれてよかったら感想きかせてくださいね。
自分もつたやでレンタルしてたら借りてみよう〜っと。

投稿: face(ぽっかぽかさんへ) | 2004.10.08 21:44

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