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2004.09.20

小学校の廊下にゴッホ

yuu.jpg 小学校の廊下にゴッホの「オヴェールの教会」の複製がかかっていた。教会が真ん中に描かれていて、道が手前から教会の両側に分かれていく。道には確か、かごを持った女性が歩いている。手前の道からゴッホのタッチは教会に至り、その教会はゴッホの熱のあるタッチによって変形され、一つの生き物、生命になる。その生き物は魂のありどころに収まる術を知らず無限の空へと行き場を求め、タッチは教会の尖塔から天へと向かう。そんな絵に子供ながらも、絵が生き物のように感じられたものだ。僕にとってゴッホははじめての絵であり、それが僕にとっての絵の標準になった。それをきっかけに、教科書に載っていた、印象派やその後の画家達の絵と名前を一つ一つ覚えていった。その頃好きだった画家はたくさんいる。モネ、ルノワール、ユトリロ、シャガール、ピカソ。その他数えればきりがない。コンプレックスのかたまりだった自分はいつのまにか絵の虜になっていた。そういえば日曜日の「課外授業」の夏木マリさんも「若い頃、コンプレックスのかたまりだった」と言っていた。彼女の言葉に深く共鳴するものがあった。

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コメント

小学校の廊下で「オヴェールの教会」とは、なんとも素敵な出会いですね。私はどーだったかなぁ、と考えてみたら、思い出しました、思い出しました。子供用の世界文学全集の表紙が西洋名画で、それがたぶん始めての出会い。いちばんよく記憶しているのは・・・やっぱりゴッホです。「跳ね橋」でした。どういう橋なんだかよく理解できなくって、関心を持ちました。あと、マネの少年とかルノワールの赤い花の中の少女とか・・。そうか、私に絵を好きにさせたのは、あの表紙たち、なのか!

投稿: なのか | 2004.09.21 22:13

こんばんは、なのかさん。
なのかさんもはやりあの頃(印象派の頃)
の画家たちに影響されましたか。
やはりゴッホでしたか?
「跳ね橋」もとても印象に残る絵ですよね。
教科書や百科事典に載ってた本当に小さな印象派の画家達の
絵に釘付けになったのは僕だけではないようですね。
ハイレッドセンターのメンバーだった赤瀬川源平の
印象派の評とか読んだり見たりすると、
胸のすくような心地よさを感じる今日、この頃。
現代美術やルネサンスもいいですけど、
印象派の画家達を好きなのは、
そうゆうスタイルを経ながらも各々が、
最終的に自分のテーマに帰っていったことなんじゃないかと
思うのですが…。

投稿: face(なのかさんへ) | 2004.09.21 22:45

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