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2004.09.10

門外漢 庭園に思う

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  読書の秋ということで今。梨木香歩さんの『裏庭』を読んでいる。梨木さんの本はこれで二冊目。一冊目は『春になったら莓を摘みに』というのを読んだ。魅力的な文章ではあるのだが、非常に読みにくい。それで途中で投げ出してしまった。投げ出してしまったのだけれど、何か捨てがたいものがあって、今度はこの『裏庭』にとりかかっている。作者はイギリスへ留学していたらしい。なのでイギリスの庭園に造詣が深いのだろう。この本でも庭園のことが話題になってなっていて、登場人物のある一人がこんなことを言う。「結局私の目指しているものは、理想的な混沌、とでも呼ぶべきものだということがわかってきましたよ。自然のままに、まったく手を加えないっていうんじゃないですよ。そうすると庭は必ず『荒れる』んです。ひどいもんです。悪くすると敵意に満ちあふれた場所になります。なぜだかわかりませんがね。自然の中には神の御心にそぐわないものが働いているとしか思えませんね」と。詳しくはよくわからないけれども、作者の「庭園」や「自然」に対する考え方のこだわりが感じられる。
 自分も最近庭園を散歩したばかりで、日本庭園も西洋庭園も見てきた。また、野の花や、高山植物、フラワーアレンジメントといった花に最近関心がある。そして今までそうゆうものに詳しくなかったのだけれど、花の名前を覚えるのが楽しみで、それが自然の中や街中や庭園や公園で見かけるのも楽しみになった。年をとったということかもしれない。植物と人間が住むところが庭園だとすると、その考え方を押しすすめめて行くところに『ビオトープ / Biotope(生態系が保たれた空間)』という考え方があるのだろうか? 門外漢なので僕にはわからないけれども、その他、TVで、耕さない、草をぬかない、肥料をやらない、そんな自然農法が紹介されていた。またそれから、市販された種から2世代以上たった種を自分達で作っているという農家。これは、今までの農業が同じ品質と生産性を確保するために一つの品種に偏っているという反省からこのような運動があるらしい。一つの品種に偏ると、災害や何かあったときにその種は死滅してしまうというもの。そうやって人類は最近、種の4分の3を失っていると警告する科学者がいるらしい。とにかく、そんな自然ということにもっと積極的に興味を持っていきたい。

 話は突然変わるが、作家の水上勉さんが亡くなられた。自分が読んだ本は『五番町夕霧楼』『はなれ瞽女おりん』など楽しませていただいた。ご冥福をお祈り致します。

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