« キャンプ(国民休暇村鹿沢高原キャンプ場) | トップページ | 矢井田瞳を我慢して聴いてたら »

2004.08.21

雲中の散歩

pannfu01.JPGpannfu02.jpg
 前日ホテルのロビーで「池の平湿原」の可愛い高山植物のイラストがたくさん載ってるパンフレットを発見する。それを見ているうちにだんぜん行きたくなった。息子にはあまり興味が無いかも知れないが、そこは親のわがままを通す。ゆっくりした朝食をとり、目的地をめざす。

CIMG010100-thumb.jpg
霧のなかから突然一本の杉の木が現れた

 キャンプ場よりどんどん坂を上り20分くらいで池の平湿原の駐車場に着く。下界は結構天気がいいのに、上の方は雲行きが怪しい。早く、雨が降らないうちに見学してこうようと気がせく。木の梢から霧の滴がポタポタ垂れて、やばいかな〜と思う。気温もおそらく16度から18度くらいだろう。ここは標高やく2000m、霧の中というよりは雲の中を散歩している気分だ。湿原というくらいだから、めったに晴れることはないんだろなと思いながら、木道で整備されたコースを歩いて行くと、季節の高山植物、特にヤナギラン、マツムシソウ、ウメバチソウ、ワレモコウ、ノアザミ、アキノキリンソウ、ヤマハハコ、ハクサンフウロなどの群落が霧に煙っている。おそらく晴れた湿原ももものすごく良いには違いないが、霧の風景も幻想的ないい感じ。俄然、写真が撮りたくなってパチパチ撮りまくる。コマクサは時期がちょっと遅くてもう見れなかったけれど、ヤナギランとノアザミとワレモコウとマツムシソウがちょうど時期で咲き競っていた。特にワレモコウは実のように見えるけれども小さな花が集まっている。色は赤く、「吾も赤い花です」という意味らしい。今回この旅ではじめて知った花だ。それから、辻邦生の小説、「花のレクイエム」に」出てくる九月の花・マツムシソウが時期でたくさん咲いている。なんて偶然なんだろう、紫に近い青がさわやかに霧の風にゆれている。残念ながら他の風景に気がいって写真に撮ることを忘れてしまった。そしてヤナギランの群生がシニアの写真家たちの格好のモチーフになって木道をふさぐ。それに交じってパチリパチリと撮る。湿原のコースは全部トレッキングすると結構な時間になる。僕たちは、一番短いコースを選んで回った。それでも約2時間くらいだろうか。場所と運が良ければニホンカモシカにも遭遇することが出来るらしい。息子は気圧のせいで頭が痛いといって元気がなくなって来たので、できるだけ早く切り上げる。標高1400mまで下がって、レストハウスで遅い昼食をとり、息子には頭痛薬を飲ませる。30分もすると治って元気が出てきた。まだ時間があったのでレストハウスの近くのリフトに乗って反対側の山「つつじ平」へいく。残念ながら、ツツジはもう終わってて見れなかったけどそこは、牧場にもなっていてたくさんの牛さんたちがのんびり草をはんでいた。生まれてはじめてリフトに乗ったせいか、息子の機嫌が良くなってきた。

waremokou-thumb.jpg
ワレモコウ。なぜかこの花が気に入った

ranngunnsei4-thumb.jpg
ヤナギランの群生

 かなり疲れていたのでまたまた露天風呂にはいって、さらに100円のマッサージ機で疲れを癒す。夜はもうぐっすり、寝る前には降るような星空。更に1時半頃トイレに起きて再び夜空を見上げると、ものすごい降るような星空。こんなの見たこと無い。息子をたたき起こそうと思ったが、可愛そうなのでやめた。そして翌日その話をしたら、「どうして起こしてくれなかったのか」といって怒っていた。だんだん夜が更けると、風が強くなってきた。テントを中心に場内の木々の風にゆれるざわめきの波が遠くからだんだん、海の波のように迫ってきてテントに迫ってくる、その音が頂点に達しようとするその瞬間、僕は恐怖によって木のざわめきの波に飲み込まれそしてはじけそうになって怯えた。そうやってまた次の朝を迎えた。

azami1-thumb.jpg
ノアザミ

|

« キャンプ(国民休暇村鹿沢高原キャンプ場) | トップページ | 矢井田瞳を我慢して聴いてたら »

コメント

高山植物っていろんなのがありますよね。
知らないのが多くて驚きます。

確か、高山植物の検定があるって聞いたことありますよ~。

faceさんの写真、メインの植物とバックのお空がよくマッチして、素敵ですね。(●^o^●)

また、楽しみにしています。

投稿: あんず | 2004.08.22 08:17

おはよう、あんずさん。
高山植物の検定があるんですか?
なるほど、ちょっと見ただけだと
わからないのがたくさんありますよね。
普段あまり見かけない花なので
みるとやはりなごみますね。

投稿: face(あんずさんへ) | 2004.08.22 08:25

いいですね~、今日も。
ワレモコウは亡くなった祖母が好きな花で、今年が初盆だったんですけど、母が仏壇に供えていました。
高山植物だったとは知りませんでした。
(今、「ワレモコウ」を変換したら、「吾亦紅」と出ました。なるほど、「吾も赤い花」ですね。)
ヤナギランの群生の写真が、空気までピンク色で不思議。
faceさんの写真は、奥行き感がある上に空気の質感まで写りこんでいるようで、好きです。
本当にお上手だと思います。

投稿: きむらいあん | 2004.08.22 11:35

こんにちわ、faceさん!
>ヤナギランの群生
の写真、綺麗なピンク色で素敵ですねー!!
>降るような星空
見られたんですねーいいなあ~!!
オートキャンプっていうんですか?
いいお休みでしたねー
まだまだ秘蔵写真あるんですよね?
ワクワク♪o(^o^o)(o^o^)oワクワク♪

投稿: キャサリン♪ | 2004.08.22 15:27

こんばんは、いあんさん。
パンフレットに載っていたので、
高山植物なのかな? と思っていましたが、
そうでないかも知れません。
ですがネーミングといい、その姿といい
なんとなく情緒があっていいですね。
小説や詩の格好のモチーフになるかも知れませんね。
写真、褒めていただいて有り難う。
写真家になっちゃおうかな? な〜んちゃって。
でもこのシリーズもこんなところかな?

投稿: face(いあんさんへ) | 2004.08.22 19:53

こんばんは、キャサリンさん。
コメント有り難うございます。
今日の投稿は変な投稿ですみませんでした。
空気を読むのが下手で、
基本的にコミュニケーションが
下手なんですよ、ごめんなさい。

写真の方はこんなところです。
すいません。
降るような星は素晴らしかったです。
キャサリンさんも標高の高いところへ
旅行されたらきっと見られると思いますよ。

投稿: face(キャサリンさんへ) | 2004.08.22 19:59

とんでもない!faceさん!
全然変な投稿ではありませんでしたよ。
良く見ていただいて、コメントしてくださったんだなあと感じ、
とても嬉しいです。
お笑い日記として、面白い答えを考えていたのですが、
うまくいきませんでした(T▽T)アハハ!

これからもどうぞよろしくお願いします!(*^▽^*)

投稿: キャサリン♪ | 2004.08.23 09:05

こんばんは、キャサリンさん。
そう言っていただいて、
気が楽になりました。
根が暗いもので、
これからお笑いネタに出来るだけ
着いていけるように頑張ります。
な〜んちゃって。
息子はそんなのが大好きなんですけどね。

投稿: face(キャサリンさんへ) | 2004.08.23 18:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11585/1244393

この記事へのトラックバック一覧です: 雲中の散歩:

» ノアザミ [気まぐれ通信]
「な~んちゃって通信」 雲中の散歩へ 夏の家族旅行での画像が、とても美しいです。 [続きを読む]

受信: 2004.08.24 15:18

« キャンプ(国民休暇村鹿沢高原キャンプ場) | トップページ | 矢井田瞳を我慢して聴いてたら »