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2004.04.22

こんな詩を見つけた2

おれはおれの人生の中に一本の深い運河を掘った

アンリ・ミショー
小海永二訳

 さんざんくるしんだおかげで、空しい登攀のおかげで、外側から、おれがたどり着けるものと期待していた外側から、投げ返されたおかげで、おれはおれの人生の中に一本の深い運河を掘った。
 おれは、その運河に再会するというよりは、むしろその中にふたたび落ちる。今や、そいつはおれを感動させるのだ。そいつはおれを感動させるに至ったのだ、おれに光を与えてくれるわけでも、おれを助けてくれるわけでもないのに。それどころか、そいつはむしろ、おれに本当の限界を思い出させる、おれには時々しか越えることのできないあの限界を。かくして、その堅牢な《おれにはなにかわからないもの》により、運河はおれの意志を強固にする、おれが一度も当てにしたことのなかったある連続体、おれだけが精通している、そしておれには全くその価値の認められないある連続体の中で。
 おれはその中をこっそりと漕いでゆく。

なんかよくわかんないけど、今の自分の気持ちにフィットしてるような気がする。

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コメント

faceさん、こんばんは。

「天才の気分をこっそり味わう」って感じなのかな。

エベレスト登頂に成功した人の見る景色を、ヘリの中から見るって感じ。

どこか自虐的で、それを楽しんでるようなところもあるみたい。

気になる詩ですね。

投稿: つきのこ | 2004.04.23 23:12

確かに自虐的ですね。
何か、絶望の果てに光を見つける
といった感じでしょうか?

投稿: face | 2004.04.24 08:20

faceさん、つきのこです。

このコメントで、私はハンドルネームをいれませんでしたでしょうか?

もしそうでしたら、失礼いたしました。

ですが、もしあえて消されたのでしたら、何か意図があってのことでしょうか?

失礼なことを、知らないうちに申し上げていて、ご立腹の上、なされたことでしたら、一言書いていただけたらと思います。

きちんとお詫びいたします。

ですが、いきなり名前を消されたとしたら、こちらもとても驚きます。

何がおきたのか理解できませんので、ご説明をお願いします。

投稿: つきのこ | 2004.04.25 01:30

ハンドルネームがはいってなっかたんです。
たぶん、つきのこさんが入れ忘れたのかな?
と思ったんですが。
でも、なにか訳があるのかな〜と思って、
そのままにしてたんです。
怒ったとか、気分を害したとか、
そんなことでは全然ないんですよ。

理由がわかったのでお名前、いれておきました。

投稿: face | 2004.04.25 08:03

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