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2004.03.04

「食」ということでこんな詩を思いだす

たりーず・ふぁいる: 生きるということの痛み
という記事を読んで、こんな詩を思いだしました。

『くらし』  石垣りん

わずには生きてゆけない。
メシを
野菜を
肉を
空気を
光を
水を
親を
きょうだいを
師を
金もこころも
食わずには生きてこれなかった。
ふくれた腹をかかえ
口をぬぐえば
台所に散らばっている
にんじんのしっぽ
鳥の骨
父のはらわた
四十の日暮れ
私の目にはじめてあふれる獣の涙。

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コメント

記事へのコメントありがとうございました。

生き物を殺して喰うからこそ、出てきたものは「美味しく、残さず喰う!」というのが飽食の時代に生きる私たちの業なのかも知れませんね。

「いただきます」は料理人に言うのではなく材料になった生き物に手を合わせて。そう思います。

投稿: たりぽん | 2004.03.04 17:43

こちらこそありがとうございます。
普段からいろんなことを考えていらっしゃるんですね。

投稿: face | 2004.03.05 12:52

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