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2004.02.07

意外に厳しい吾が師匠の文章講座

syafu

供もやってる「起承転結」。
たとえば子供が
「お小遣いもっと増やして」
 と母親に頼むとき。これはもう立派な「起承転結」をやっている。
 学校から飛んで帰って母親にまず言う。

「あのね、お母さん。今日の昼休み、みんなと話していたらねえ……」
 これが「起」である。子供心にもいきなり母親に帰る早々「お小遣い増やして!」ではマズイのを知っている。初めはソロソロと出す。

「Aちゃんが○○○を買ったんだって。僕も欲しかったけど、お小遣いが足りないからあきらめてたら、学校の帰り道、Bちゃんも買ってると言うんだよ」

これも立派な「承」になっている。彼のテーマであるお小遣い増額のために、Aちゃんの例を出してさらにBちゃんまで加えている。

「それで聞いたらね、みんなぼくよりもう少しお小遣いもらってるんだって」

 これが「転」となっている。そして、

「ね。ぼくも増やして!」

 と「結」がくる。
 この程度の構成は誰でもしゃべりながらやっているだろう。難しいといわれる文章の構成も、単純化してみると骨子はこのようなものである。

、こうきた。

 結構この子供、話うまいじゃん。僕よりはるかに上手い。ということは自分の構成力は子供以下だということになる。まいいか。自分はこの程度からはじめるとするか。

 そして、次に何をするかというと。

 そこで、「あのねえ」としゃべりたい話がみつかると、そこらにある紙にとりあえず走り書きをする。これは要点だけメモ程度に簡単に記すだけでいい。この一回目の走り書の文章には、以外にパワーがあって内容の核心をとらえていることが多い。

してメモから実作に移るわけだ。

 一回目の原稿は下書きだと思えばいい。そうやって書いたものがうまくまとまっていればいうことはないが、しかし、ただまとまっていれば良いというものでもない。
 たとえば、先週の日曜日に美術館へ行って、いろいろ名画を観てきて、やはり名画を観ると心が潤う気がした……、などというような話ではしょうがない。

 と、こうやってしまうのが自分の文章なんだな。まずは反省からしなくては。ウンウン。
caffe1.gif


外に厳しい吾が師匠の文章講座。

村田喜代子『名文を書かない文章講座』から

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コメント

納得の文章講座でした。メモ書きやってみようかな。

私は話す場合はなかなか起承転結できず、起承承承転承承結のようになってしまい、よくいらいらされます。

なのに、書くときはなぜか、結起承転結とダブルフィニッシュします。

アマリア・ロドリゲスいいですよね。震えるところなどが。昔の歌の邦題は浪漫があって好きです。

投稿: lluvia | 2004.02.08 03:19

そういうフィニッシュもあっていいんじゃないでしょうか?
前衛的かも。
自分なんか文法無視して書いてます。

アマリア・ロドリゲス。
五木寛之の小説によくでてきて、気になっていたんです。
スゲー迫力。
胸にドシドシきます。

投稿: face | 2004.02.08 09:24

こんばんは。頑張ってますね(^o^)丿
文章に気を配るのは素敵ですが、今までのイラストや言葉の中に感じ取れたfaceさんの個性はそれなりに魅力だったので、そっちも大切にして下さいねー☆
創作活動をして来た仲間で何人も、文章作法の本を読んだせいで自分の言葉が書けなくなっちゃった人もいます。なるべくいろんな人のを読んで参考程度にするのがコツかも。私は起承転結なんて考えた事もありません(笑)
これまでの人生で私がこの人の文章は上手い!自分にはとてもかなわない!と尊敬してる知人は皆、現実生活での他人との会話やコミニュケーションは全くダメな人ばかりです(^^)。

投稿: マージ | 2004.02.10 01:16

は_。
やはりだめですか。(ノ_・、)
マージさんみたいに文章書きたかったんです。

投稿: face | 2004.02.10 10:51

だめってわけじゃないですよー。
自分の個性を生かした言葉を伸ばしていくって事を忘れずに、練習を積んでゆけば良いと思います。
うちの掲示板に書いてくれてたfaceさんの文章は、すごくfaceさんなりの思いが伝わる物だったし。イラストの力は下手な言葉より強い場合もありますからね。
自分の表現力に自信を持ってください、と言いたかっただけ(^^)

投稿: マージ | 2004.02.10 13:17

どうもありがとう。
これからもまたがんばっていきたいと思います。

投稿: face | 2004.02.10 16:21

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