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2004.02.12

ストーリー

の透明な意識がピラミッドされたと
思ったのは
同極のリング状の磁石が
秤の上から闇夜の洞穴へ
遁走しただけのこと
序論の公園では
バロック風の時計の構造が
針先にまとわりつく秒を
噴水しておもちゃにして遊んでた
髪を短く切った少女のスカートは
「秒の噴水」の広場で
塔の下から上へ
錆びた自転車のたがを
ころげまわし
鳩の羽毛のある涙に
刺激を加えていた
アーチュリー用の矢に変わった涙は
心臓の鼓動の大きな穴の
小さな的を必死で狙っていた
僕はピラミッドされたと錯覚していた意識の
崩れ落ちるのを観た

syafu

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コメント

こんにちは。避暑に行ってきたのですね。お帰りなさい。
トラックバックありがとうございます。
この詩は以前読んだ記憶がありますが、今回思い出せませんでした。
これはキリコの絵をモチーフにしたストーリーだったのですね。
このfaceさんの詩は謎解きのような深い世界で、私にはすべては理解できませんが、キリコの絵を思い描いて読むと風景が目に浮かびます。
絵を見てそれを言葉にするのも鑑賞方法の1つなのでしょうね。
ところで、あの絵は真夏なのでしょうか。
ではまた!

投稿: chiiko | 2004.08.20 18:54

こんばんは、chiikoさん。
コメントありがとうございます。
chiikoさんの二首、素敵です。
この絵にぴったりのイメージです。

自分もこの絵をイメージして詩を作ってみたんです。
深くは無いんですが、シュールっぽく
イメージで遊んでるという感じなんです。
季節的なイメージとしてはやはり自分も夏でしょうか。
でも見る人のイメージでそれはどんな風にも解釈して
良いのではないでしょうか。
それが絵の良いところであると思います。

投稿: face(chiikoさんへ) | 2004.08.20 22:20

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炎天下しずかな通り影ふかく走る少女は夏の幻影 時のない迷宮世界ひとりいて静かにお [続きを読む]

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